あまゆきです。本日は「3ヶ月上達法」6巡目です。
2ヶ月目に突入したということで、1枚絵としてより魅力ある画面作りをしたいなぁと思い、いろいろ模索している昨今です。
そんなこんなで、本日の上達法に参ります!
目次
前回の振り返り
前回の記事はこちらです。
【5巡目】3ヶ月でさいとうなおきを倒す-あまゆき編-【2ヶ月目突入!服の練習のはずが…】 | コッタ煮レンガ (xsrv.jp)
うさ耳水着アイドルという盛りに盛ったキャラを描きました。
前回の反省点としては、以下の通りです。
- 髪のハイライトを忘れた。
- 頭頂部の描き方にまだ迷いがある。
- 目の色が薄すぎた。
- 左腕と右腕とで大きさが違う。
- 左腕のバランスが悪い(腕が短く、手が大きい)。
- シースルー部分の影が濃すぎる。
- チェック柄のラインの取り方が均一でない。
- 髪のハイライトを忘れた。
とにもかくにも髪のハイライトを忘れました。いつも忘れるので、今回はちょっと手法を変えています。
髪については、柔らかさは前より出てきているものの、頭頂部の自然な描き方が分からず絶賛混乱中。
腕については、多少凹凸を付けられましたが、左右でのバランスが歪に。
服については、柄のおかげか塗りに統一感が出てきましたが、シースルー部分で皺を描きすぎたり濃すぎたりと、服の描き方がまだまだ理解できていない状態でした。
総合的に見ると、絵の方向性は定まってきましたが、肝心の課題部分の解決がなされていない絵になってしまいました。
今回の課題:髪+腕+服
という訳で、上述した通り、前回の課題が全て未解決だったので、今回も同じ課題を設定しました。延長戦です。
それでは、今回の本気絵はこちら!
結局男の子にはなりませんでした。探偵部とは別のオリジナルキャラ・明音(あかね)ちゃんです。
以前は明るめの茶髪キャラだったんですが、この度黒髪キャラにジョブチェンジしました。そっちの方が色の対比が良いかと思って…!
○年前に描いた茶髪時代(ミニキャラ)もせっかくなので晒しておきますね。黒歴史公開じゃない…!これは成長の確認だ…!!
…今回も例のごとくアナログですが、クリスタのスマートスムージング機能によりデジタル感がUPしました!(何事もなかったかのように)
スマートスムージング便利…!アナログのスキャンが上手くできずに苦節1ヶ月ちょい…。ようやく辿り着いたかもしれません!!
ちなみに、今回の使用画材はこちらです。
- コピックマルチライナー 黒(0.03)
- コピック
- ホワイト(ミスノン)
- マスキングテープ
- スケッチブック
使用する紙をよく間違えるので、画材リストに入れてみました。今回も前回同様、間違えずスケッチブックに描けました!
それでは前置きはこのくらいにして、良かった点と悪かった点を洗い出していきます。
良かった点
- ハイライトを忘れなかった。
- 顔の形、パーツの配置等、違和感の少ない形にできた。
- 髪に動きが出せた。黒から赤へのグラデーションが綺麗に馴染んだ。
- 左右の手の大きさを位置によって変えられた。
- 以前より動きのある絵になった。
- 肌、目等、全体的にグラデーションが綺麗に馴染んだ。
問題点
- 首が取って付けたような位置、形になってしまった。
- ハイライトが馴染んでいない。
- シャツの皺に違和感がある。
- プリーツスカートが不自然。
- 右手に迫力が出なかった。腕が手前に伸びている感じがしない。
- 刀が歪んでしまった。
今回の振り返り
ポーズの工夫や塗り方の工夫など、徐々に考えながら描けるようになってきましたが、技術が追いついていないですね…。部分ごとに細かく見ていきます。
顔・髪について
髪について、徐々にですが、ようやく動きが出せるようになってきたかと思います。
頭頂部については、今回見えにくいですが、安心してください。いつも通り失敗しています。あまり髪の束を描きすぎなくても良いのかな、と最近思い始めてきました。皺もそうですが、そろそろ線を減らすことを考えていった方が良いかもしれません。
髪のハイライトについて、いつも描き忘れてしまうので、今回、マスキングテープでハイライト部分をマスキングし、髪全体を塗ってからハイライトの形を整えてみました。マステ本来の使い方ですね。この方法だとあらかじめ指定した位置を白抜きできるので、入れ忘れは防止できました。
ただ、シールを切り貼りするので、細かい形の表現が難しく、違和感のある入れ方になってしまいました。また、白抜きだけじゃ浮いてしまうので後から色の調整等を行いましたが、色選びが難しく、綺麗に馴染ませることができなかったです。ハイライトについて、形もそうですが色についても要勉強です。忘れないのは良いことですし、鉛筆の線を残さずに位置指定でき、白抜きを気にせず髪全体を塗ることができるという部分ではやりやすかったです。
顔の描き方については、だいぶ安定してきたように思います。しかし、この上達法を始めてから、まだ探偵部のメインキャラ3人衆を描いていないので、あの3人についても同様に顔が安定するかどうか、というところが気になります。油断せずに今後もパーツの位置関係をしっかり勉強していきたいです。
首については、今回位置取りを失敗しました。というのも、体を描き込んでから顔の描き込みを整えてしまったからです。顔が完成した時には既に後戻りできず…。結果、首で調整したので、違和感の残る形となってしまいました。要は描く順番を間違えたんですよね。ここがアナログの痛いところです…。調整できると思って後戻りしなかった自分が悪いんですがね…。
今後は顔を整えてから体を整える、という順番を間違えないようにし、形についても筋肉を意識して自然な曲線等で描けるよう練習をしたいです。今回の首はとっても棒感があるので、形についても太さを含めて注意していきたいです。
服飾・体について
今回、シャツの皺を線で描かずに、塗りだけで描いてみました。これで線が目立つ状態からは脱却できましたが、今度は塗り方がいまいちでした。皺の塗りを細かくし過ぎてしまったのと、入れる位置、ぼかす位置についてもそれぞれ違和感の残る結果になってしまいました。
皺に関しては、よく分からず迷いが出てしまっているので、影にするところは思いっきり入れること、またぼかす位置に関しても、膨らんでいるところに伸ばさないように、意識してぼかしていくことが必要かと思います。
あと、右手の袖について、長くし過ぎたように思います。これが、右手が手前に伸びているように見えない原因の一つかと思います。ついつい正面の状態での長さで描いてしまいますが、角度をつけた時の比率について、意識して描いた方が良いですね。
プリーツスカートは、写真を見ても翻り方がわっかんなかったです。難しい…プリーツ難しい…!写真や実物を見つつ構造を理解していくしかないのかなぁと思いますが、とりあえずプリーツの幅を同じにできるよう意識して描くのが目下の目標です。ちなみに探偵部の制服はボックスプリーツなんですよね…。なるほど分からぬ…。
刀については、塗りは上手くグラデーションを入れられたのではないかと思いますが、肝心の形が歪んでしまいました。本物感を出すために、フリーハンドではなく定規を使った方が良かったですね。
また、柄の部分について、理解不足で粗が目立ちますので、きちんと形を理解してかっこよい刀を描けるようになりたいです。鍔も工夫したいな…!
着色について
コピックに慣れてきたのか、全体的に統一感のある塗りを出来るようになってきましたが、ハイライトや皺、模様の塗り方などにまだ雑さが見えます。また、髪の毛先についても綺麗に塗れていないので、抜きを意識して、細かいところまで丁寧に塗れるように練習したいです。白抜きについてもどのように入れるのが自然なのかを把握し、より瑞々しい塗り方ができるように勉強していきたいです。自信をもって白抜きできるようになりたい…!
次回の課題:髪+服
髪とは一生を添い遂げる心づもりです。
また、どうしても服の皺が上手く表現できないという壁にずっとぶち当たり続けていますので、次回は服の塗り方に焦点を絞って研究していきたいと思います。
技法書紹介
最後に、お世話になっている技法書を紹介させていただきます。
12色でスタート! はじめてのコピックイラスト | ばびりぃ, 株式会社トゥーマーカープロダクツ, 編者:株式会社マール社 |本 | 通販 | Amazon
コピック初心者の方のための公式ガイドブックです。友人に勧めてもらい購入したのですが、コピックの基本が丁寧に分かりやすく書かれていて、大変勉強になりました。コピックイラストを描く上での紙や主線画材の紹介、そして絵を仕上げていく工程が丁寧に解説されています。
描き込み式マンガデッサン練習帳[和装武器編] | TeamAZURA, 塩花, 両角潤香, みずなともみ, もくり, げんまい |本 | 通販 | Amazon
和装武器のポーズの取り方が学べる本ですが、各武器の構造等についても細かく解説されています。今回は刀を描く際にお世話になりました。どのポーズもかっこよくて、大変参考になります。
それでは本日はこれにて。